EUでは、FP7にて研究roadmapを策定するためのプロジェクトを3本実施した。
その3本のプロジェクトは下記の通りである。
- CyberROAD (Development of the CYBER crime and CYBER terrorism reseach ROADmap)
- CAMINO (Comprehensive Approach to cyber roadMap coordINation and develOpment)
- COuRAGE (Cybercrime and cyberterrOrism (E)Uropean Research AGEnda)
この3つのプロジェクトは互いに独立しており、検討アプローチも異なるものの、今後検討すべき重要課題に対する認識に大きなズレは無い。
CyberROADとCAMINOについては、同ブログの別のエントリーを参照されたい。cAMINOについては、現時点では詳細情報を得ることができなかったため、本ブログでは保留。
CyberROADとは、EUのFP7にて実施された一つのプロジェクトである。本プロジェクトでは、サイバーセキュリティの研究開発のロードマップを策定すべく、サイバーテロリズムおよびサイバー犯罪に対抗するための課題を特定した。
本プロジェクトの成果報告書によると、下記の18エリアが重点課題として特定されている。
- Anti-malware Research
- Authentication and Anomyzation (cybercrime attribution)
- Behavioural security and NO-PWD systems
- Cryptography and Public-Key Infrastructures
- Cybercrime and the Economy
- Computer Forensics
- Healthcare Systems
- SCADA & CIP
- Information Exchange
- Law & Order
- Networking
- Cyber Threat Awareness
- New objects and ‘disappearing computing’
- Social Resilience
- SDCL & Architectures
- Threat intelligence and Attack Detection
- Trust chain & identity
- Vulnerability Assessment
尚、本プロジェクトでは、11か国に存在する計20組織からなるCyberROADコンソーシアムが設立され、その中で検討を実施してきた。
更なる詳細は、次のURLを参照のこと。
http://www.cyberroad-project.eu/
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